こんにちは☀️
本日の京都は、とっても気持ちの良い陽気です。
さっそくですが、旅21日目(9/5)について書いていきます。移動日を除くと最後の滞在になりました。
先日お世話になったHIさんのご厚意で、この日はライン川のクルーズ船で古城や世界遺産を巡りました。
フランクフルト駅から約1時間半でリューデスハイムのまちに行くことができ、そこから10分くらい歩くと、KD社のクルーズ船乗り場があります。
そこでチケットを買い、乗り込みました。
私たちは前日に行くことを決めたので、当日買うことになりましたが、事前に購入すると安くなることもあるようです!
船内には、レストラン、デッキには売店があります。
ライン川沿いには世界遺産がたくさんあり、私たちは、リューデンハイム-ザンクトゴアール間を1時間40分でゆったりくだりました。
ぜひ引き続き、ご覧ください🌼
朝9時すぎのライン川です。
「父なる川」と言われており、
流域自体が世界遺産になっています。
数々の古城とブドウ畑が広がっていました。
ライン川沿岸は、白ワインがメインですが、赤ワインのブドウが獲れる有名な産地もあります。
『ライヒェンシュタイン城』
ライン川沿岸でも最も古い城のひとつとされています。かつては、盗賊の拠点でした。そのため盗賊が排除されると陥落した歴史を持ち、何度も城主が変わり、歴史を重ねてきました。今は博物館になっています。ガイドツアーに申し込めば廃墟内部も見学することができます。
出発から1時間くらい経ったころです。
天候が良かったので、水面に太陽の光が反射し、水がキラキラと輝いています。美しい…
『プファッツ城』
浮かぶようにたたずんでいるのが印象的です。
かつては、プファッツ選帝侯が通行税を徴収するための関所でありました。現在は博物館になっています。
『ローレライ』
水面から130m突き出た岩山です。
今でこそ小さな看板が取り付けられ、観光地化されていますが、有名になった理由はかつての「ローレライ伝説」の舞台になったからであります。
ローレライ伝説とは、昔ライン川を航行していた船員たちがこのローレライの岩の近くを通ると岩の上から美しい声が聴こえてきて、そのあまりの美しさに舵を取るのも忘れ、水没してしまう。しかし、その声の主は大変美しい水の精…
と、いうような伝説で、ドイツ詩人のハイネが詩を作り、それに作曲家ジルヒャーが曲をつけ、今も歌い継がれています。(ドイツ・エクスプレス参照https://www.german-ex.com/blog/item/545.html)
ローレライが近づくと船内にその曲が響き渡り、誰もが不思議と引き寄せられるようにして視線を向けていました。
『猫城』
1371年に建設されたましたが1700年にフランス兵により破壊、1806年には塔以外何もなくなりました。
ここで見られているのは98年間の歳月をかけ、再建されたものでした。
ちなみに猫城の由来は、城主の名前のようです。
3つ目の記事に書いたようにカメラのチップを印刷後に無くすという珍事件を引き起こしたために写真が一部ないのですが、その他に印象的であったのは『ラインフェルス城』です。
強固な城にするために、築城と改築が繰り返され、数世紀に渡り難攻不落の城として存在していました。ここも一度はフランス軍により破壊されますが修復されて、現在はホテルとして活用されています。
いっけん怖い印象を受けますが、大変人気です。
''古城ホテル''というのは、マニアックですが歴史ロマンを感じるにはたまらない場所なのでしょう。
余談になりますが、9月で日差しは暖かいものの、船の上は風が強く、薄いカーディガンを羽織ってもすごく寒かったです。
それでも、やはり、窓越しよりもやはりデッキで見る方が迫力がありますので、上着を持っていくことを強くおすすめします!
美しい景色に心から癒されながら、歴史ある遺産に学べる1時間40分のクルーズは本当に贅沢でした。
お金に変えられない時間になりました。
船は片道にし、ザンクトゴアールに着いた後は、電車でトコトコ景色を眺めながらリューデスハイムに戻りました。
リューデスハイムは小さなまちですが、白ブドウの有名な産地のひとつで、ワインのお店が軒を連ねます。「ラインの真珠」とも呼ばれる美しさです。
また、一年中クリスマス用品を取り揃えるお店が数々並んでいるのも特徴です。
ここから『つぐみ横丁Drosseogasse』です。
個性的な名前の由来は、通りに面した屋根に設けられた鳥の名前のようです。
こびとが音楽に合わせてゆっくり回りながら、正午を伝えてくれていて、皆が立ち止まっていました。
本当に可愛い街並みでした。
その中のひと店舗に入りました。
この飲み物は『フェーダーヴァイサー』という、アルコール度数がとっても低くて甘いジュースのように感じます。ワインになる手前の発行途中の状態で販売します。
この時期にしか飲めない貴重なワインなのです。
料理は『ロシュティー』と
ライ麦パンと『グラーシュ』というスープです。
癖があるといえばありますが、日本で言うビーフシチューのようなお味でした。
食後は、リューデスハイムのリフトで
『ニーダーヴァルト記念碑』へ。
地理的にドイツのほぼ中央に位置するため、昔から景色を眺めるテーマパークのような存在であったようです。
ライン川とブドウ畑が一望できるスポットです。
自然と深呼吸してしまうような、美しさでした。
リフトからの帰り道です。
わたしは勝手に「絶叫系ぶとう畑」と名付けています。心地よい風に包まれながら、綺麗なぶとう畑が見れるのですが、ゆっくり進み、とにかく高いです。高所が得意な方にはもってこいですね!!
(私は名付けたとおり絶叫していました笑笑)
絶叫して疲れたところで、そろそろとフランクフルトへ戻り、最後の夕食へ行きました。
HIさんに最初から最後まで「ザ・ドイツ飯」をリクエストしました。
写真以上に、ものすごいボリュームです。豚肉のロースト:シュヴァイネヴラーデン、香辛料に付けてからローストした肉:ザウアーブラーテンといった感じです。
ドイツ最後の1日、つまりこれにて
ヨーロッパ2人旅の最後の夜が終わりました。
《余談》
彼が心臓が痛いと言い始めたのは昨夜からでした。
いつもより食欲が細く、口数が減り、今までにない不安な夜を過ごしました。本当に見たことのない姿で、しばし眠れませんでした。
大きな挑戦でもあった旅の中で、目的を達成した安堵からかなあと健康自慢のはずの彼を見守ることしかできないことをもどかしく思いました。
しかし、最後の夕食が最後の晩餐にならず、本当に本当に良かったです。
この旅を通じて、何よりも大切な存在なのだと改めて感じました。
次回は、日本への帰路を書いていきます。
ついに、その時が来たのかと振り返っています。
今日読んでくださった方、今まで読んでくださっている方、本当にありがとうございます☺︎
次回も、よろしくお願いします!