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食・景色・旅がすきな社会人のblog

『旅』🇫🇷-Versailles&Paris-

こんばんは🌕
 
前回の投稿をした時には、今頃日常生活が戻ってくるだろう思っていましたが、そう簡単に状況は変わらず。緊急事態宣言が延長され、長期戦になるだろうというニュースを見て、より気が引き締められたように思います。毎日のトレーニングやお菓子作りに読書、映画鑑賞とおうち時間を充実させたく、過ごしてきましたがついに昨日、妄想旅行を始めました!
私の場合は、行きたい所のるるぶ(旅行雑誌)を見て主要な観光地を調べ、それを基にgoogleマップで行きたいリストの旗をつけていき、中央駅と国際空港を調べる、さらに気になった場所があればインターネットで検索し学び、ホテルを選んだら、周辺で家庭料理が食べられる飲食店と市場スーパーを探すといった感じです。(最後の方は完全に趣味ですが、、笑)
いつか行けるようになった時の計画にもなりますし、本当に旅をしている気分にもなるので、本当に楽しいですよ!
なにかその国や地域の食べ物をオンラインで注文しておくとより気分が高まるかもしれません♪
 
 
つい長くなりましたが、今日は旅17日目(9月1日)について書いていきます。
この日は、フランスも前々回からアツく語ってきた「パリ・ミュージアム・パス」も最終日ということで目一杯満喫しましたのでぜひ最後までお付き合いください。
 
朝食を済ませて地下鉄に乗り継ぎ最初に向かったのは『ヴェルサイユ宮殿』です。
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14区のホテルからは1時間半くらいで、午前中に到着したものの100m近い列ができていました。パスが使えるので追加料金はかかりませんが、優先チケットではないので20~30分並んだ記憶があります。宮殿だけに行かれる場合は公式サイトで時間指定チケットを18ユーロ(約2100円)購入をおすすめします。

待ち時間とはいえ、敷地内にいられるため私たちは景色を楽しんだり、どのように見学するかを相談したり、歴史を調べなおしたりしているとあっという間でしたし、待つ分感動は大きくなっていきました。
 
 
最初に1682年にルイ14世が建築して以来、15世16世の治世下での増改築の経緯を動画や模型で紹介する部屋を見学し、それをふまえて、ルイ16世とマリーアントワネットの結婚を機に作られたオペラ劇場や
王の生活の場であり執務室であった王の寝室、歴代の王妃が使用し公開出産も行われた王妃の寝室、 
1919年ヴェルサイユ条約が結ばれた部屋でもある鏡の回廊
などを見学しました。
フランス革命後、権力の中枢としての役割は終えましたが、ナポレオンによる修復を経て、ルイ・フィリップ王によって歴史博物館に生まれ変わったという歴史もあり、1979年に庭園と
世界遺産にも登録されています。
 
私自身、旅の前に歴史や文化、芸術に触れておこうとヨーロッパの国々の映画を見ていて、フランスは「王妃マリーアントワネット」をみたのですが、はるかに想像を超えた華やかさでした。
しかし、人々に常に見られる生活の息苦しさや慣れない風習、様々なプレッシャーから満たされない心を税金で高級な品々を買うということで補っていたということは贅沢を極めた佇まいと身分を持っていても心はすごく貧しく虚しかったのかなとも感じられました。国民から見ればその暮らしは自分本位の贅沢三昧、貧しい国民からお金と土地を奪ったことに違いはなく、フランス革命の引き金をひいたのか、、と。
時間の関係で行けなかったのですが、マリーアントワネットの離宮にもやはりいきたかったなあと、思います。
実際に行ってみて、感じたのは勉強不足だということです。絶対に見え方や考え方が違ってきて、吸収することも多くなるだろうなと、次の旅への教訓になりました!
 
最後に、ヴェルサイユ宮殿でどうしても行きたかった『アンジェリーナ』に行きました。と、いってもこれまた見つけるのに悪戦苦闘しまして、、。
宮殿内にあるカフェと気がついていなかったので、入り口は別だと思い込んでいて一度出てしまったんですよね。ということは並びなおしあの行列に、、と絶望しかけながらも絶対に行きたかった思いが勝り、今度は10分くらいで入れたのが幸運で、見事辿り着き、待ち時間は20分くらいはあったかと思いますが
念願叶って『モンブラン』を食べることができました。(自業自得ながら盛大な拍手ですよ本当に、、大変でした(笑))
ひとくちで口の中全体に栗の風味がダイレクトにふわぁ~っと広がるモンブランに出合ったのは初めてでした。すごく濃いのにバランスがいいんですよね。と、勢いそのまま2口、3口…と食べたくなるのを抑えて下さい。じっくりじっくり味わってお召し上がりくださいませ。それが美味しく最後まで至福の時をお過ごすごしいただくポイントとなっております!
(別の意味で天を仰いだ三口目の私をお察しください。。。ということですが、、、無事完食しております。汗)
 
とはいえ?!!
キルフェボンに勤めていたくらい本当にスイーツが大好きな私はフランス=ケーキだ!と思っていたといっても過言ではないので、長年の夢が叶ったひとときでもありました。幸せでした♡
 
宮殿を後にして、次に向かったのは『エッフェル塔』です。 
15日目のツアーの帰り道で見ることができたので、迷っていたのですが真下からみると迫力が桁違いでした。宮殿からはRERで乗り換えなし50分で行けます。
 
そこから、もう一か所パスで行き残している『オーランジュリー美術館』に行くため
”レンタルサイクル”を再びすることにしました。
 
あれ?聞き覚えがある、、。大丈夫かなと心配してくださっているのは前回の投稿を読んでいただいた方ですよね。ありがとうございますそれがですよ、、(涙)
 
 
街中なので、今回は自転車にすぐに巡り合え、さらにパンクをしていない自転車に乗ることができたのです!!
しかも、何も落とさず楽しんで街中サイクリングをしながら、オーランジュリー美術館に着くことができたんです。オーサム!!!
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そこで自転車にはお別れして、ここで再登場「パリ・ミュージアムパス」を使用して、ピカソの作品や印象画の作品の数々をみることができました。
 
と、ここで。私の中にある思いが蘇ってきます。
それが、前日に抱いたオルセー美術館の「本を買いたい」という思いです。
本当はこの日の目的地はすべてまわり終えていて、ディナーをして次の日からの移動に備えようと考えていたのですが、この私の強すぎる思いが予定を一変させます。
 
入館が終わる1時間前だったかと思います。歩いていける距離だったので、急いで向かいました。 
無料で入場できる日で人が多くてさらに焦り、、、。なんとか入館できた私たちは一目散に書籍売り場に向かい、、、間に合いました!
が、ここからバックパックの都合上、一冊に絞るのがまた大問題で閉館の音楽が流れるまで考え尽くしました。どれも素晴らしいのでまた時間を忘れ、没頭していました。大袈裟に聞こえると思うのですが、一冊に決めたのも断腸の思いでした。
後から聞いた話でその間、彼はというと、休憩しつつディナーを決めようとベンチに座っていると、現地の方らしいマダムが一人隣に座り、また一人隣に座り、サンドイッチの具のような状況のなってしまっていて、フランス語で彼を含めて会話が弾んでいたようです。が、フランス語は彼のとって専門外。どうやら最初のマダムの問いかけにスマイルで頷いたら知らない間に会話に入っていたそうです。多国籍の人が暮らす社会だから現地人だと思ったのかなということになりました。ここならではの、おもしろい経験だなと思いながら話しました。
そうとは知らず、やっとの思いで1冊を選び抜き、ご満悦の私でした。(とんでもないですよね。普通だったら喧嘩勃発ですよね。メルシー彼。)
出来立てのフランスパンをかじりたい!!という夢を2人共持っていて、達成してなかったことをセーヌ川のほとりで一息ついていたときに思い出しまして。
幸いまだフランスに居て、しかも日暮れは20時くらいのため、18時でもまだ明るい!
そこで、最寄りのベーカリーを求めてお散歩しました。
 
着いたところが、、京都でも有名で頻繁に行っていた「メゾンカイザー」の本店という奇跡が起こりました。エリックカイザー氏の本店とは、すごく嬉しかったです。
こじんまりとしたお店で地域に根付いているのがすぐにわかりました。ちょうどご飯時で店内にはいっぱいの人がいました。売切れているかなと思ったのですが、フランスパンは次々焼かれていて、買えたのです。日本のメゾンカイザーだと1本300円くらいしますが、ここでは100円ほどでした。価格で驚いたのもつかの間、一口かじってさらに驚きました。外側はかためなのに、くらむはしっとり小麦の風味が豊かで、メゾンカイザーのフランスパンが美味しいと思っていたのに、本店はそれを簡単に超えてきました。そのままでももちろん絶品ですが、飾り気がなく、どんな料理にもあいそうだと感じました。家庭料理にも馴染む、日常の食卓に当たり前にある存在なのだと羨ましい気持ちにもなりました。
 
ホテルまでの距離が数キロあって、長かったのですが
途中少し高級なスーパー(日本でいうデパ地下のようなお店)を見つけて、商品を眺めたり、買い物できたり、、街歩きもいいものでした。見慣れない野菜や果物、お惣菜を見て周るのが楽しいのです。このスーパーで驚いたのはスーパーのお会計の仕組みでした。
 
写真のように店員さんはイスに座っていて、商品が自動で流れていきます。 
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しかも、ヨーロッパではナイロン袋を配布していません。日本も徐々に有料化していますが、環境に対する取り組みも進んでいるなと感じました。ここで購入したバッグが今とても買い物に役立っています。
お散歩してよかったです☀
 
フランスでの4日間は暴走してしまうことが多かったですが、私が担当して計画をたてた国でもあったので、充実して良かったなと振り返って思います。
まだ、ほかの投稿を読まれていない方はフランスからでも読んでいただけると嬉しいです。
 
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。
次回は、ベルギーへ行きます。お楽しみに